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OLの”映画備忘録”みたいなもの

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ディパーテッド

オリジナルとは別物として見れば楽しめます
ディパーテッド (出演 レオナルド・ディカプリオ)
オリジナルファンとしては最初から期待していませんでした。
同じくインファナル~ファンの妹も酷評していたので期待度ゼロで行ったのが幸いしたのかもしれません。
劇場にいる間は意外に楽しめました。
でも振り返ってみるとどうしても比べてしまうんですよね。

見終わって思ったのはディパーテッドはインファナルのエピソードだけを借りて別の世界観を描写した映画だなあということ。
オリジナルの無間地獄というテーマがすっぽりなくなっているのは、やっぱり宗教観というか民族性の違いを感じさせられました。
同じ題材を使いながらインファナルの主役二人の善悪への揺れ、苦悩、そこから抜けられないやりきれなさ…そういう描写がないのです。
描く世界観が違うということはもう別物の映画なんですね、きっと。
だからと言ってよくなかったというわけではないんです。

こちらはこちらで、緊迫感漂う映画として152分という長時間を最初から最後まで飽きることなく見ることが出来ました。
何よりの収穫はディカプリオかもしれません。
タイタニックのあとビーチを見て、ちょっと苦手だなという意識があったのですが、タイタニック出演前に抱いていた細やかな役者さんというイメージに戻りました。
存在感とかは正直ボスのジャック・ニコルソンが強すぎて、うーんという感じでしたけれども、彼の置かれた状況の緊迫感の表現は鬼気迫るものがありました。
見てるこちらも緊張しまくりです。
脚本がビリー(ディカプリオ)よりに描かれているせいもあるかもしれません。

割を食ったのがマット・デイモン。
役柄として全然いいとこなかった気がします。
警官としての誇りもそれほど感じられることもなく、単なる上昇志向が強いだけの嫌な人間ぽくてどうも好きになれませんでした。
脇役のようで魅力が感じられません。
潜入になった理由もそれ程しっくりくるものでもなく(最初のアイリッシュとかのエピで描いてるのかもしれませんが知識ないので全然わかりませんでした)ただ保身のために脅されてやってるだけみたいな印象です。
またディカプリオ側のボスの死も、そもそもボスの存在感が薄いので、彼の死がビリーに与えたであろう衝撃も少なく感じてしまうのです。
なので、この映画ってディカプリオ、ニコルソン、デイモンだけしか印象に残らないんですが、それでも最後までぐいぐい惹きつけるだけの力があるのがすごいところだと思いました。

しかし。
人があまりに簡単に死んで行くのがなんとも残酷。
その無残な描写を淡々と描いているのがこの映画の世界なのかもしれませんけれど、こんな無味乾燥に暴力シーンを描かなくてもと思いました。これがキモなんだといわれればしかたないですけれど、容赦なく人が死んで行くのでそういうのが苦手な人にはすすめにくい映画ではあります。

あとは…
ラスト近く、潜入の二人がやっと互いの正体を知るシーン。
オリジナルでは彼らが「警官としての誇り」と「善の象徴である警官になりたいと思う苦悩」がぶつかり合う名シーンだったのですが、ディパーテッドでは二人とも警官であることへの誇りよりも、まずは「保身」がそれぞれの行動の主な動機になっているように感じていたので、対峙する意味が見出せませんでした。
誇りに基づいての行動であるならば、理解できるのですがそういう描写がないので敢えて危険をおかすビリーの行為が不自然です。

それまでの描写からならコリンが潜入であったのを知ってもまずは身分回復、その後証拠をもって逮捕という過程を採ると思うのですが…。
もしくは最低でも自分が気づいたということは隠し通すと思うのです。
オリジナルでは警官としての矜持、信頼していたボスを殺された怒りがヤン(ディパーテッドではビリー)のあの行為の動機になっていたと思うのに、ビリーの場合はどうしてあんな無茶をしたのか理解に苦しみます。

ラストシーンをこっぴどく変えてくれるんですから、ここからストーリーを別物に変えてくれればよかったのにと感じます。
本当にこのシーンが一番不満。

あとはラストシーン。
これは何のための描写なのかと思いました。
勧善懲悪でもないし、救いようがない世界。
同じ救いのない世界といってもオリジナルとは違う心のない世界のような印象です。
ただこのシーンのおかげで監督が描いたのは完全に別世界映画なんだと確信できましたけれど。

やっぱりオリジナルと比べてついついケチをつけてしまうのですが、テンポは良かったし、見ていた間は普通にどきどきし続けられたのでそれなりにいい映画だったのではないかなとは思います。
オリジナル未見の周囲の人は面白かったと言っていましたし。
だけどこれがアカデミー賞受賞作品というのは違うような気がしました。
(やっぱりケチつけてるだけの感想ですね、すみません)

おまけ。
最初の描写がマット・デイモン演じるコリンの子供時代からなんですが、この子がほんとデイモンそっくりで大人になったコリンと重なっていく過程はホントに少年時代からそのまま成長したような気分でした。

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| 2007/03/05 | アメリカ映画 | TB(0) | COM(1) | TOP ↑ | 編集|
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COMMENTS


この作品何度か観る機会(機内シアター)がありましたが、あえて観ませんでした。原作のイメージが強すぎてとても観る気にはなれず、他の映画を観てました。
以前3部作のDVDを妹さん経由でお借りしたことがあって以来、好きな映画のひとつになってました。昨年ディパーテッド上映に便乗して「インファナル・・・」の3作DVDが廉価版で発売されたので思わず買ってしまいましたが、買ったために「ディパーテッド」を観る気がしなくなってしまい、私には逆効果でした。確かに別物としてみればそれなりに・・・とは思いますが、ついつい他の映画に気をとられます。
ちなみにこの作品は年始に北米出張時に機内シアターでやってましたが、「リトル・ミス・サンシャイン」や「オープンシーズン」、「守護神」etc...のほうが興味をそそられてディパーテッドは選考からもれて観ずじまい。DVD発売されてもやっぱり観ないかな・・・。リメイクものは苦手。
*またちょくちょくブログ読ませてもらいますので、更新がんばって下さい。

| 2007/03/11 16:29 | ban | URL | 編集 | TOP ↑
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